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タイ人学生が教師からの体罰から回復し、再び笑顔になりました。

タイの女子学生は去年、教師からマグカップを頭に投げられ、顔を傷つけられたと話します。

この事件で彼女の顔の片側は麻痺してしまい、左目が閉じなくなってしまいました。これは教師の権力が強いタイの教育システムの深刻な問題として、取り上げられました。

「自分の顔を見たとき、受け入れられなかったです。」と、タイ北東部にある貧しい地域コラート出身の少女はAFP通信に伝えました。「自殺も考えました。それくらい信じられませんでした。」ナルディーはキャビンアテンダントになることを夢見ていましたが、この顔では航空会社も雇ってはくれないだろうと感じたそうです。

8か月が過ぎ、見知らぬ人々からの資金援助で医学療法とリハビリを行い、彼女は再び笑顔を取り戻しました。「私は100%普通ではないかもしれません。」と彼女は言いました。麻痺の後遺症はまだ顔の左側にみられます。「でも、今までの努力にとても満足しています。またこうして笑うことができるのですから。」

タイでは先生などの目上の人に対して疑問を投げかけることをタブーとしていますが、この事件以外にも、目下の人に対する扱い方については様々な事件が起きていて、民衆の怒りは頂点に達しています。去年は、卵アレルギーを訴えた生徒が教師と議論になり、生徒が教師にひれ伏すという動画も流れています。

また、タイアジア航空のキャビンアテンダントに対し、上司のトニー・フェルナンデスが、苦情を言ってきた乗客に対して土下座することを強要するという事件もありました。

タイの文化では、教職はとても神聖な職業で、尊敬に値すると言われています。しかし、様々な教育改革の主導者たちが、あまりにも生徒たちが教師に叩頭し過ぎていて、学校の基準が他の裕福な国と比べると遅れをとっていると指摘しています。

シアムの解放のための教育という学校改革を行う団体は、権威がもっと「学校から暴力を解放するべきで、体罰に対する体制を変え、対応も素早くするべきです。」と話しています。

服従というタイの文化は、2014年に軍の力が強くなって以来、より過激になっています。軍事政権のトップであるプラユット・チャンオチャは全ての学生に対して「12の価値観」を暗唱するよう指示しました。この12の価値観には、親、教師、目上の人を敬い、「規律の維持」が明記されています。

ナルディーの治療費は、キャッサバ農家を営んでいる彼女の家の年収の3倍もかかっています。この事件はパヴェナ基金から援助を受けました。パヴェナ基金とは、暴力から逃げようとする女性を助ける団体で、ナルディーのケースでは新しい学校を探す手助けもしました。「ナルディーが元に戻るまで、5か月かかりました。今彼女は口も目も閉じることができます。」そう話すのは、元政治家でパヴェナ基金の創設者でもあるパヴェナ・ホンサクラ氏です。

学校側は教師の暴力を認めましたが、後日あらわれた麻痺に関しては関与を否定しています。校長はナルディーの家族に50,000バーツ(1,450ドル)を賠償金として支払い、その教師は別の学校に異動させたと話しています。警察は暴行罪として捜査していますが、検事総長は未だに起訴していません。

ナルディーはキャビンアテンダントになるという夢を追い続けています。「もしかしたら高望みなのかもしれないですけどね。」と満面の笑みで話しました。